「ズワイガニ」水揚げが減るおそれも?コロナ禍で実習生の入国遅れ深刻な「船員不足」(MBSニュース)

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 11月6日、冬の味覚「ズワイガニ」の漁が日本海で解禁されました。今年は新型コロナウイルスの影響で、せっかくカニがいても獲れないという事態になるおそれがあるといいます。  6日朝、兵庫県新温泉町の諸寄漁港に、今シーズン初めてのズワイガニ漁を終えた船が戻ってきました。港から1時間ほどの漁場で獲れたばかりのカニは、まさに新鮮そのものです。すぐに競りにかけられ、解禁を待ちわびていた地元の旅館や料理店などが次々と落札していきます。「初物」ということもあり、もっとも高いものは1杯250万円もの値が付きました。  (旅館経営者)  「きれいなカニが良くとれていて、値段は高そうなイメージですけど、これからどんどんとれてきたら値段も落ち着けばいいかなと思っています。」  「やっぱりGoToの影響で高値で推移すると思います。コロナの時は自粛して、家のお宿とかを家族で一生懸命、ペンキを塗ったりしていたので期待は大きいです。」  新型コロナウイルスの影響で苦境が続く観光産業。GoToキャンペーンを追い風に人気の高い特産のカニで一気に巻き返しを図りますが、ひとつ大きな問題があります。それは「船員が足りない」ということです。  (「美寿丸」船主 濱根秀樹さん)  「日本人が不足しているうえに、インドネシア人が帰ってこられない。」  冬の日本海で操業するカニ漁は「寒く」「冷たく」「船酔いする」と若者から敬遠され、年々漁師のなり手は減っています。近ごろはズワイガニの底引き網漁に従事する船員のうち、2割以上をインドネシア人の技能実習生が占めています。  しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う渡航制限で、実習生の日本入国が遅れていて、働き手の確保ができない状況になっているのです。以前は7人で操業していた「美寿丸」も、一時帰国していた4年目のベテラン実習生1人が来られなくなったことから、6人で何とか回しているといいます。  (「美寿丸」船主 濱根秀樹さん)  「(実習生に)頼らないとあかんなという状態。体が疲れるので、1人でも多い方が仕事が回るし、けがなく商売できるので。」  帰国の予定を取りやめて働いてくれている実習生もいますが、船員不足は深刻で、このままでは水揚げ量が減ってしまう懸念もあります。  (浜坂漁協 川越一男組合長)  「ズワイガニ漁は11月、12月が最盛期で

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(2020/11/07)