訴訟連発のトランプ氏の狙いは?専門家に聞く (テレビ朝日系(ANN))

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アメリカ大統領選の投票をめぐり、トランプ陣営は、複数の州で訴訟を起こしています。アメリカ政治に詳しい慶応義塾大学の中山俊宏教授に聞きます。 ◆訴訟を起こしている狙いは、何なのでしょうか。 いくつか目的があると思います。まず集計を止めさせること。再集計で勝とうとしていること。ただ、これらは厳しい。そうなると、バイデン氏の270人を防ぐこと。あと、もう一つが“社会不安”があります。現在、全体として、おかしくなっているという雰囲気を醸成することも目的の一つだと思います。システムに自体に対する信頼を失わせる。トランプ派はフェイクニュースとか、出来上がったものに対する批判を支持のテコに変えて自分の陣営を固めているので、今回の訴訟も、それに使っているのではないかと思います。人々は、政策でトランプ氏に投票するかどうかではなく、トランプ氏が嫌いだからバイデン氏にとかで投票しています。負の感情が充満している。だから、相手がおかしいことをやっているというイメージを作っていくことが、自分に優位に働くとみていると思います。 ◆トランプ大統領は敗北宣言をするのでしょうか。 恐らくしないでしょう。本来、敗北宣言がないと、勝利宣言ができません。今回、バイデン陣営は、トランプ大統領の敗北宣言を待たずに勝利宣言する可能性があります。これまでにない展開です。 トランプ大統領が追い込まれている感じがあります。ただ、トランプ大統領の得票率が、2008年のオバマ大統領の得票率を超えています。 だから、このトランプ主義、トランプ大統領がやろうとしていることが、アメリカ全体で否定されたわけではない。トランプ大統領は、その勢いを感じていると思います。

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(2020/11/07)