【MotoGP】ビニャーレス、6基目のエンジンを使用。ヨーロッパGP決勝はピットレーンからスタートへ(motorsport.com 日本版)
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ヤマハのマーベリック・ビニャーレスは、バレンシアで行なわれているMotoGP第13戦ヨーロッパGPで6基目のエンジンを使用したことで、決勝レースをピットレーンからスタートすることになった。
【リザルト】MotoGP第13戦ヨーロッパGP フリー走行2回目
ビニャーレスは木曜日、エンジンのライフを心配して、アラゴンではフリー走行の走行距離を制限しなければならなかったと認め、今週末もそうする必要があると語った。
エンジンに関するレギュレーション違反に揺れているヤマハ。彼らは、開幕前にホモロゲーションを受けたエンジンと異なる仕様のエンジンバルブを組み込んだエンジンを使用したとされている。
MotoGPクラスの今季初戦となったスペインGPでは、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)のエンジンにトラブルが発生。このトラブルは”問題のエンジンバルブ”が原因だったのではないかと見られている。スペインGP後、ヤマハは信頼性への懸念を理由に、ビニャーレスに今季割り当てられている5基のエンジンのうち1基を除外している。
その影響もあって、ヤマハはエンジン運用のやりくりで厳しい状況に立たされており、第3戦アンダルシアGPまでに割り当てられているエンジン全てを使用。第7戦サンマリノGP以降は4基目と5基目のエンジンのみを使用してきた。
そして今季残り3戦となったヨーロッパGPで、ヤマハはビニャーレスにとって6基目のエンジン使用を決定。結果、ビニャーレスは決勝レースをピットレーンからスタートすることになった。ランキング首位に立つジョアン・ミル(スズキ)と19ポイント差に詰めている彼にとっては痛恨のペナルティだと言える。
ヤマハのチームディレクターであるマッシモ・メレガリは、「我々は(6基目のエンジン使用の)決断を下すため、(エンジンの合法性をめぐる)ペナルティを待っていたが、6基目のエンジンを使わざるを得なくなった」と、イタリアのテレビ局に認めた。
「だから彼は日曜日にピットからスタートすることになるだろう」
バレンシアはオーバーテイクの難しいサーキットとして知られているが、2015年のバレンシアGPではロッシが最後尾から4位まで挽回している。
ヤマハはエンジンバルブの件でコンストラクターズポイントおよびチームポイントの一部剥奪というペナルティを受けているが、