楽天渡辺直人目指した「一流の脇役」あいさつ全文(日刊スポーツ)

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<楽天4-2西武>◇6日◇楽天生命パーク #直人さんありがとう 楽天渡辺直人内野手兼任打撃コーチ(40)が引退試合を終えた。仙台で始まり、終えた14年間のプロ生活。試合後の引退セレモニーでマイクを握り、心を込めて口にした思いを、全文紹介する。 【写真】引退セレモニーを終え、ナインから見守られながら長男と場内1周する楽天渡辺直人    ◇   ◇   ◇ まずはじめに、このような場を設けてくださった球団関係者の方々、本当にありがとうございました。そして、寒い中、残ってくれているライオンズの選手のみんな、ライオンズファンのみなさん、ありがとうございました。 楽天に入団して14年。選手として、目指していた言葉があります。 1つは「一流の脇役になる」ということです。自分の野球人生で、大きな影響を与えてくださった野村監督の教えです。厳しいプロの世界で、どうやって生き残れるか。どうやったら必要とされる選手になれるのか。厳しく指導していただきました。なかなか一流にはなれなかったかもしれませんが、この歳まで、今日まで、野球を続けることができました。 もう一つは「うまい選手より、強い選手になる」ということです。長いシーズン、丈夫な体でグラウンドに立てることは、ほとんどありません。満身創痍(そうい)の体で、グラウンドに立たなければならないこともあります。満足のいく成績を残せない日々が続く日もあります。どんな状況でも、自分のパフォーマンスを発揮できる強い選手になりたいと思って、ここまでやってきました。ぼろぼろな体で試合に出続け、トレーナーさんに迷惑をかけてしまうこともありました。トレーナーさん、本当にありがとうございました。 自分が全力でプレーできた最大の要因は、ファンのみなさんの声援のおかげです。不安やプレッシャーに押しつぶされそうな時「直人がんばれ」と大きな声援をいただきました。応援歌の中にある「われらの直人」というフレーズは、本当にありがたかったです。 この場をお借りしまして、埼玉西武ライオンズ球団、ライオンズファン、横浜DeNAベイスターズ球団、ファンのみなさん、自分を育てていただき、応援していただき、本当にありがとうございました。所沢の地で、横浜の地で、ともに戦ったこと。一生忘れません。 今日は球場に家族が来てくれています。自分勝手に野球ができたのは家族の理

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(2020/11/06)