日本製紙釧路工場 紙の生産を来年で終了 市民からは不安の声 進むIT化とコロナの影響(HBCニュース)

【リンク先抜粋】
 新型コロナウイルスは、地方の経済にも影を落としています。日本製紙は、釧路工場の紙の生産を来年に終えることを決めました。  製紙事業からの撤退を、5日発表した日本製紙釧路工場。市民からは不安の声が聞かれました。  「寂しくなるしね。これ以上釧路の景気が悪くなったら困る」「炭鉱が閉山して、漁業のサケ・マスも減量…何とか撤退を阻止したい」(市民)  釧路工場は、今年で操業100年。水産業や炭鉱と並んで釧路の経済を支えてきましたが、IT化や新型コロナウイルスの影響で紙の需要が減り、来年8月に製紙事業を終えることになりました。  「釧路(工場)が無くなる場合には、私にとっては、実の親が亡くなったような感じですね」(日本製紙釧路工場OB会・藤原厚会長)  釧路工場のOB・藤原厚(ふじわら・あつし)さん。撤退に、寂しさが募ります。  「遅かれ早かれ、こういうことも来るのかなと推測はしておりましたが、こんなに早く来るとは思わなかった」(日本製紙釧路工場OB会・藤原厚会長)  日本製紙は、アイスホッケーの「クレインズ」を運営。去年3月に廃部したあとも、後継のクラブチームを支援してきました。「ひがし北海道クレインズ」の佐藤博史(さとうひろし)ゼネラルマネージャーは、今後について「工場の担当者と相談したい」と話します。  工場の従業員およそ250人の雇用は、配置転換などで維持される方針ですが、人口の流出は、マチの危機に直結します。  「市民の誰もが“わがマチの釧路工場”だと思い、会社に対して工場の存続を訴え、再考を求めてまいりたい」(釧路市・蝦名大也市長)  霧のマチに先の見えない不安が漂います。

続きはこちら

(2020/11/06)