20年落ちフェラーリの乗り心地に衝撃! 状態不明の純正サスは使い物になるのか?(連載:29歳、フェラーリを買う)(GQ JAPAN)

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せっかくなので純正品に戻した足まわりで愛車を走らせてみたい。はたして、乗り心地はどう変化しているだろうか? 撮影のためにクルマを一時的に工場から引き上げ、横浜から埼玉県戸田市にある戸田公園まで走らせた。なぜ戸田公園か? というと、ちょうどその日おこなわれていたボート(レガッタ)大会の運営に携わっていたためだ。 走り始めてすぐ「おや?」と、思った。路面からの不快な突き上げがなくなっているように思う。低速域だし、比較的路面のコンディションが良い道だったこともあるかもしれないが、お尻に伝わるショックが随分マイルドになったように思った。 とはいえ、なにしろ約3カ月ぶりのドライブだ。もう少し観察するまで結論を急ぐまい。 しかし、首都高に入ると、乗り心地の変化は火を見るよりもあきらかになった。舗装の繋ぎ目を越えるときの衝撃がきれいに吸収され、乗り心地はいたってマイルドになったのだ。 以前は結構な衝撃に頻繁に襲われ、ドライブ・レコーダーが“衝撃検知モード”に切り替わることが度々あったけれど、それが一切なくなったのだ! 機械が検知しないということは、やはり衝撃が和らいでいると考えても良いだろう。これなら、ロング・ドライブも快適なはず。スズキ編集長が以前述べていた「(360モデナの)本来の乗り心地は、相当いいよ」という評価は、紛れもない真実だったのである。 当連載の写真をずっと撮影し続けている安井フォトグラファーにも助手席に乗ってもらったが「ずいぶん、乗り心地がしなやかになりましたね」という感想だった。 ちなみに、わが360モデナのショックアブソバーは減衰力を2段階に切り替えられる。ハードなスポーツモードを選ぶと、グッと引き締まった乗り味になった。普段乗るにはちょっとキツい硬さかも、と感じたくらい、明確に印象が変わった。ということは、減衰力の調整機能が問題なく作動した、ということである。ああ、よかった! フェラーリ・クラシケの取得にあたり、愛車の価値を再確認出来たのは想定外のよろこびだった。もし取得を目指さなければ、余分なエクストラを支払ってまで、足まわりをオリジナルに戻さなかったかもしれない。 今後、フェラーリ・クラシケ取得に向けて申請作業が始まる。それは追ってリポートするとして、次週はTOKYO SUPERCAR DAY 2020(東京都・お台場)への展示に

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(2020/11/06)