パラオ大統領選は決着 親台湾路線継続か(産経新聞)

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 【台北=矢板明夫】太平洋の島嶼(とうしょ)国パラオで3日に行われた大統領選で、現地メディアは6日、実業家のウィップス元上院議員がオイロー副大統領に勝利したと報じた。親台湾政策が継続されるとみられる。来年1月に就任する。  4日に発表された暫定結果では、ウィップス氏が4640票を獲得したのに対し、オイロー氏は3438票だった。不在者投票分の集計のため米大統領選と同様、結果発表が遅れていたが、パラオではオイロー氏が敗北を認めたという。  中国と外交関係を持たないパラオは台湾の友好国で、レメンゲサウ大統領は今年9月の国連総会で台湾を応援する演説を行い、台湾メディアに大きく取り上げられた。ウィップス氏は選挙戦で、レメンゲサウ氏の外交政策を継承し台湾との関係を重視することを訴えたが、オイロー氏は「パラオに敵はいない」として中国との交流も推進することを主張していた。  推定人口約1万8千人のパラオは、世界で数少ない新型コロナウイルスの国内感染者ゼロを維持している国だ。外国人の入国を厳しく制限するなどの防疫対策が奏功した形だが、経済の主要な柱である観光産業は大きな打撃を受けている。  パラオは第一次大戦後、日本の委任統治領となった時期もあり、日系住民の政治に対する影響力が大きいとされる。三重県出身の父とパラオ人の母を持つ日系2世、クニオ・ナカムラ氏は1993年から2001年まで大統領を務めた。

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(2020/11/06)