2021年閉校の学校に思い出の絵を描こう(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 2020年度で閉校する森町の小学校で11月6日、学校に通う子どもたちや保護者などが記念の壁画づくりに挑みました。そこには、地域や学校を愛する気持ちが詰まっていました。  森町の一番北に位置する三倉小学校です。全校児童16人の小さな学校です。2021年4月に町の中心部の小学校と統合されるため、3月に閉校となります。そこで、子どもたちや保護者などが協力し、校庭の脇にある壁に大きな絵を描くことにしました。 <6年生の児童>「(どんな気持ちで絵を描こうか?)残したいという気持ち。(何を残したい?)自分の気持ちというか、三倉はいいところだから、三倉のいいところをしっかり残したい」 <5年生の児童>「とにかく楽しく描こうと思います」  壁画のテーマは「三倉の風景、現在、未来、夢」。子どもたちは、自然があふれる大好きな地域に思いをはせ、夢中になって絵を描いていきます。 <絵を描く児童>「(何描いた?)うさぎです。野うさぎとかが学校にも来たり、知らない時だけど来たりしてるから、描いた方がいいかなと」「いま、鳥描いた。お家によく来るジョウビタキを描いた」  学校に対する思いは保護者や地域の人も同じです。 <保護者(卒業生)小川絢子さん>「私もここの卒業生ですけれども、ものすごくこの学校に色々お世話になったので感謝の気持ちを込めて一筆一筆思いを込めて描いています」 <地域の人>「記念に残るような絵にしたい」  描き始めから約5時間、高さ2.5m、長さ40mの大きな壁画が完成しました。子どもから大人まで約60人が三倉の地域を思って描いた力作です。 <三倉小6年 小川和馬さん>「結構いい出来栄えだなと思いました。色の使い方、にじませるとか、かすませるとか良いなと。三倉の象徴、三倉と言えばこれだなみたいな感じで残ってほしいし、記念としても残ってほしい」 <保護者の小川絢子さん>「達成感に満ちて涙があふれそうな感じです。この絵を見て元気をもらえうような場所であってほしい」  小学校はまもなく幕を降ろしますが、みんなの思いが詰まった壁画が地域のシンボルとして新たな歴史を刻みます。

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(2020/11/06)