田中裕子、6年半ぶり映画舞台挨拶で観客に感謝「弾けてもらえたら幸せ」(MOVIE WALKER PRESS)

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第158回芥川賞と第54回文藝賞をW受賞した若竹千佐子の同名ベストセラーを映画化した『おらおらでひとりいぐも』の初日舞台挨拶が11月6日にTOHOシネマズ日本橋で開催され、田中裕子、蒼井優、濱田岳、青木崇高、沖田修一監督。およそ6年半ぶりに映画舞台挨拶に登場した田中が「世の中が大変ななか、映画館に足を運んでくださってありがとうございます。この映画は、想像を超えてポップです。ちょっとでも弾けてもらえたら幸せ」と挨拶し、コロナ禍で映画館に駆けつけた人々に「みなさん、お元気でいらしてくださいね」と感謝を込めて語った。 【写真を見る】田中裕子、ジーンズスタイルで登場!蒼井優は大きな襟がキュートな黒のワンピース姿 『いつか読書する日』(04)以来15年ぶりに、田中が映画主演を務めた本作。夫に先立たれた桃子さんが、孤独の先で新しい世界を見つけていく姿を描く。現在の桃子さんを田中、昭和の桃子さんを蒼井が演じ、“二人一役”で初共演を果たした。 自分の心の声と会話しつつ、一人暮らしを続けている桃子を演じた田中は「余分なことをしないように心がけました。もし変だったら監督が言ってくださると思い、その絶大なる信頼のもと演じた」と沖田監督への信頼感を吐露。沖田監督は「撮っている時は必死なんですけど、ふとした瞬間に『田中裕子さんとお仕事をさせていただいているな』と思ってうれしかった。桃子さんもチャーミングで、ずっと見ていたいような感じでした」と喜びを語っていた。 蒼井は「田中裕子さんと同じ役をやらせていただくなんて、こんな機会はない。一緒にお仕事をさせていただけるなんて、夢のようでした。ずっと夢みたいで…」と告白し、田中と顔を見合わせて2人でニッコリ。「現場がとても、とても楽しかった」と心を込めた蒼井だが、「自分の家族のこととか、自分の過去やこれから、家族のこれからなどをずっと考えていた。こんなにいろいろなことを、自分の人生を照らし合わせながら撮影をしたのは初めてでした」と特別な想いも明かしていた。 観客を見渡した田中は「1日も早く、気兼ねなく、映画館で映画を観られる日が来るように。そして肩をぶつけ合って、コンサートに行ける日が来るように。小さな小屋で、芝居を観られる日が来るように、心から祈っています」とコメント。「皆さんお元気でいらしてくださいね」と願い、大きな拍手を浴びていた。

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(2020/11/06)