総工費3億円! “渋谷”を作り上げた「サイレント・トーキョー」撮影現場レポート(映画.com)

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 豪華キャストが集まった「サイレント・トーキョー」の撮影現場に、映画.comが潜入した。撮影場所となった栃木・足利市に創出されたのは、世界的に知られる日本のランドマークとなる“渋谷のスクランブル交差点”。世界でも有数の交通量を誇るスクランブル交差点は、従来の映画撮影なら、絶対に撮影許可が下りることはないアンタッチャブルな領域である。だが、“渋谷スクランブル交差点でのパニックシーン”を実現させるために、スタッフは2019年5月から場所探しを開始。7月から8月中旬にかけて建設。11~12月に同所で撮影が実施された。この日は「SP」シリーズを手がけたヒットメーカー、波多野貴文監督の指揮の下、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、勝地涼、加弥乃ら出演者、そして1万人近いエキストラが集まり、迫力のパニックシーンを作りあげた。 【フォトギャラリー】こうやって渋谷を作り上げた!「サイレント・トーキョー」撮影現場の模様  「サイレント・トーキョー」は、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの名曲「Happy Xmas (War Is Over)」にインスパイアされた秦建日子の小説を映画化したクライムサスペンス。クリスマスの東京を突如襲った連続爆破テロに翻弄(ほんろう)される国家と人々の姿を克明に描き出した。この日、報道陣に公開されたのは、渋谷署の刑事・世田(西島)と泉(勝地)が、渋谷の雑踏の中で、不可解な行動を取るIT企業家・須永(中村)を目撃するシーン、そして人々が続々と渋谷に集まる中、浮かれた若者が「爆弾だ!」と騒ぎ立てたことにより、パニック状態に陥る……といった緊迫感あふれるシーンとなる。  撮影が行われたのは、栃木・足利競馬場跡地の一部(およそ2万2000平方メートル)の空間に、渋谷のスクランブル交差点を再現したオープンセットで、総工費は3億円。東武足利市駅からセットまでタクシーで移動した際、運転手さんからは「赤城山の方から冷たいからっ風が吹いてくるから防寒には気を付けるように」とアドバイスがあったが、その言葉通り、オープンセットに吹き付ける風は非常に冷たいものがあった。  波多野監督をはじめ、スタッフの誰もが「このオープンセットがなかったら映画はできなかった」と口をそろえるほどに、非常に完成度の高いセットになっている。西島も「原寸大で作られているので、まったく同じでしたね。きっと

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(2020/11/06)