肝付町で上空に“光る雲の輪” なぜ出現?(MBC南日本放送)
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肝付町で撮影されたこちらの写真。輝く月のすぐ上に雲のようなものがあり、よく見ると輪を描いているように見えます。実はこの輪は、偶然が重なって出現した自然現象だったんです。
この写真は、4日午後8時ごろ、鹿児島県肝付町内之浦で撮影されました。「雲の輪」は月の出のころの東の空に現れたといいます。
(撮影した渡会実さん)「あの辺に見えました。不思議な感じがした。こわかった」
「雲の輪」はアクロバット飛行の飛行機雲などでみられることはあるものの、肝付町などによりますと、この日、上空でアクロバット飛行は行われていません。また、現場は銀河アリーナの上空。おととし、内之浦からロケットが打ち上げられた際に不思議な雲が出現したこともあるだけに、宇宙と関わりがある現象なのか?撮影した渡会さんも正体はわからないといいます。
この“輪”の正体は?MBCの増永気象予報士に聞きました。
(増永予報士)「実は“輪”ではない」
“輪”ではない?ではその正体は一体?
この「光る雲の輪」は月が満月に近い状態で光が強かったこと、気温が下がり、空気が澄み始めた時期だったことなど様々な偶然が重なって出現したようです。
(増永予報士)「雲と月のいたずらです」