米大統領選の「誤情報」には1年前の画像も... 「拡散主」の素性は?(J-CASTニュース)

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 大接戦が続いている米大統領選で、様々な誤情報が飛び交っている。その多くが投票不正を主張するもので、2019年の訴訟の内容を今回の投票に関連付けて主張したり、何年も前の動画を「トランプ票」の行方だとして拡散したりと、その内容は様々だ。  拡散経路はツイッターやフェイスブック、インスタグラムの「ストーリー」機能など様々で、「拡散主」の素性も、明らかではないことが多い。 ■「米国発→日本のまとめサイト」のケースも  2020年11月6日現在、出回っている誤情報のひとつが、テレビ局「FOX2デトロイト」が報じたとして拡散されている画像だ。デトロイトで選挙をめぐる訴訟が起こされたとして、その訴えを 「4788人の二重登録者」   「有権者数も登録されている人の方が3万2519人も多い」   「死亡した人が2503人登録されている」   「1823年生まれの有権者」 などと箇条書きしている内容だ。これが、今回問題になっている投開票作業に関連付けて拡散された。  例えば、あるフェイスブック利用者は、 「投票不正は本当だ。トランプ氏は正しい」 というメッセージつきで画像を拡散。また、あるツイッター利用者は「これ、信じられる?」という一言とともに画像を投稿した。この情報はまず米国で広がり、日本でもまとめサイト「アノニマスポスト」が拡散した。  ただ、この情報を拡散したフェイスブックのアカウントは、公開されているプロフィールでは、所属団体や支持団体は特に明らかにしておらず、素性はよく分からない。数時間ごとに投票不正を主張する投稿を繰り返しており、トランプ氏の熱狂的な支持者だということが読み取れるぐらいだ。ツイッターアカウントでは、プロフィールに「左翼から古典的なリベラルに転向」と紹介しているが、やはり詳しいことは分からない。  なお、ファクトチェックサイト「スノープス」では、この画像が「2020年の選挙に関連した深刻な有権者登録の問題」に言及しているという主張は「誤り」だと判定。同サイトの調査によれば、拡散された画像自体は実際に存在したが、報じられたのは20年11月ではなく19年12月。しかも、その後「是正措置」が取られたため、訴訟は原告が20年7月になって取り下げている。

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(2020/11/06)