クリストファー・ノーラン監督「テネット」の世界興収に満足 「感激しています」とコメント(映画.com)

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 コロナ禍の中、初めて世界公開された大作映画として注目を集めた「TENET テネット」の興行成績について、クリストファー・ノーラン監督が「興奮している」とコメントした。  「TENET テネット」といえば、北米以外では2億9300万ドルという成績を収めたが、アメリカではロサンゼルスやニューヨークなどの主要都市の劇場が閉鎖されていることに加えて、再開した劇場も大半が定員制限を設けていることも手伝って5300万ドルと惨敗した。この結果を受けて、年内に公開を予定していた「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」「ブラック・ウィドウ」「デューン 砂の惑星」といった大作映画が相次いで2021年に公開延期に。またピクサー最新作「ソウルフル・ワールド」は、ディズニーのストリーミングサービスDisney+での配信公開に切り替えている。  そんななか、ノーラン監督はロサンゼルス・タイムズ紙の取材で「TENET テネット」の興行成績についてきかれると、「ワーナー・ブラザースが『TENET テネット』を配給し、3億5000万ドル近くに到達したことに感激しています」と返答。アメリカでは成功しなかったものの、コロナ禍の映画興行の未来に楽観的であると、ノーラン監督は言う。  「私が憂慮しているのは、映画スタジオが『TENET テネット』の公開から間違った結論を導きだすことです。『TENET テネット』が成功した市場をみて、どれだけの収益をもたらすことができるのかを理解するのではなく、新型コロナ以前の期待値に到達しなかった市場をみて、劇場側にすべての被害を押しつける言い訳として使いはじめることです。(コロナ禍の映画配給という)試合に参加して、適応し、映画ビジネスを再建すべきです」  現時点において、年内に公開を予定している大作映画は、ワーナー・ブラザースの「ワンダーウーマン1984」と、ディズニーの「フリー・ガイ」と「ナイル殺人事件」のみ。いずれも12月の公開を予定している。

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(2020/11/06)