【社説】金正恩には何も言えず、韓国国民には「殺人者」と怒鳴りつける政権(朝鮮日報日本語版)
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青瓦台(韓国大統領府)の盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長が、8・15光化門集会の主催者側に向けて「殺人者」と発言した。集会をきっかけとしてコロナが再び拡大し、死者まで発生したのだから殺人者だという。酒の席で飛び交う言葉ではなく、国会での公式発言だ。与党の民主党の議員らが「光復節集会の主催側は泥棒」と言うと、盧室長は「集会主導者らは泥棒ではなく殺人者」だと大声で叫んだ。自分たちを支持しない人々を同じ国民ではなく敵と考え、憎悪しているのだ。その揚げ句「殺人者」と呼んだ。現在の青瓦台内部における実際の空気はこういうものという事実は、恐怖を感じさせる。
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盧室長は野党議員に向かって「光化門集会で確定患者600人以上が出て7人以上が死んだのに、それを今擁護するのか」と発言した。だから集会の主催側は殺人者だという。コロナの渦中で大規模集会を開き、防疫当局にきちんと協力しない主催側の行いは批判されて当然だ。しかし「殺人者」とまで言われねばならないことではない。盧室長の論理の通りなら、コロナ問題の初期に中国からの入国を阻止できず、コロナを拡大させた現政権の責任者はさらに重大な殺人者だ。防疫当局が「中国からの入国を制限しよう」と主張したとき、その勧告を無視したのはまさに当の青瓦台ではないか。現在、韓国国内の確定患者はおよそ2万7000人で、死者は500人に迫る。青瓦台の論理からすると、一体「殺人者」は何人いるのか。