大乱調の阪神西勇輝は集中力欠いた/梨田昌孝(日刊スポーツ)

【リンク先抜粋】
<阪神8-7ヤクルト>◇5日◇甲子園 阪神ベンチは大乱調だった西勇を降板させて大量失点をはね返すと、6人の継投で逃げ切った。 梨田 七転び八起きというが、チームが2位を死守するためにも大きな1勝だ。阪神はヤクルトに7点を奪われた2回途中で、西勇に見切りをつけた。2回裏に打席が回ってくることもあったし、ベンチは2桁勝利を挙げている投手だからもう少し、もう少しと考えてしまうもので、代え時としてはいい決断だった。その後のリリーフの好投が大きかった。 西勇がKOされた後は2番手馬場がしのいだ。ビハインドで登板する谷川が2イニングを封じ、ガンケルがイニングをまたぎ、岩貞、エドワーズとつないで岩崎が締めた。 梨田 特に3、4回をパーフェクトに抑えた谷川がヤクルトの勢いを止め、流れを引き寄せた。これで9試合連続で無失点のようだが面白い。完璧な継投だったと思う。5日に好投した藤浪に、この日のガンケル、岩貞らリリーフと先発の両にらみが考えられる。今後の外国人投手の補強も含めて、どのようなチーム編成をするかで、来シーズンの行方は左右される。 それにしても、あれだけ安定感のあった西勇のKOは意外だった。 梨田 西勇の1回はホームへの悪送球、2回は初球に村上に二盗、三盗も許した。またショート木浪が予測していないスキを突かれる本盗もあった。エースといわれる投手としては、集中力を欠いたと言わざるを得なかった。 【取材・構成=寺尾博和編集委員】

続きはこちら

(2020/11/05)