“ドローン”で山間部の農業を変える 浜松で実証実験(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 ドローンなどの技術を駆使して山間部の農業を楽にしようというプロジェクトが進んでいます。空からダイコンの成長具合までわかります。  浜松市の山間部、春野町のダイコン畑でドローンが飛び立ちました。11月5日に行われたのは、「スモールスマート農業実証プロジェクト」のデモンストレーションです。ドローンが液体肥料に見立てた水を散布する様子をプロジェクトの関係者が見守りました。  <視察した浜松市議>「すごいですね。かっこいいですね。中山間地の農業はこういったものにかかっていると思うので」  ドローンには、ほかにこんなことができます。  <笑顔畑の山ちゃんファーム 山下光之代表>「下の台の部分を取り換えればこちらのカメラを取り付けて上空から写真を撮ることも可能です」  このカメラは、光を波長ごとに分解した特殊な写真を撮影でき、そのデータを専用のソフトで解析すると、ダイコンの葉の色から成長の具合を一度に把握できます。オレンジ色の部分のダイコンがよく育っていることを示しています。  <鈴木吉彦記者>「中山間地の農地は、平地に比べるとまとまった面積がなく、各地に点在しています。形もいびつな場合もあり、なにかと手間がかかるということです」  <笑顔畑の山ちゃんファーム 山下光之代表>「高齢化が進み後継者もどんどんいなくなっているので畑が荒れている状態が増えている。あと斜面、傾斜の所がかなり多いのは大型機械が導入できず不利」  「スモールスマート農業」は、スモールな農地でも使いやすい、スマートに機械化した農業です。リモコン草刈機、自動運転のトラクター、動物が近づくと撮影する電気柵の開発など、浜松市のプロジェクトには、行政、農家、JA、機械メーカーなどが参加しています。  <浜松市農業水産課 松尾和弥さん>「再来年の3月までにスマート農機を使って中山間地に利益を出せるかどうか確認したい」  コンパクトな機械と高度な情報処理が山里の農業を支える時代はすぐそこまで来ています。

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(2020/11/05)