熊本市西区 地盤沈下でボーリング調査 公共工事との(RKK熊本放送)
【リンク先抜粋】
熊本市西区の住宅街で起きている、地盤沈下問題。
原因は一体何なのか。
解明に向けた調査が始まっています。
閑静な住宅街に響く機械音。
地盤を掘削する音です。
熊本市西区谷尾崎町で、地質を調べるための調査が進められています。
地下6メートルまで掘り、採取した地層の標本を見せてもらいました。
「強く押すとへこむかな・・・」(記者)
「ここから下は阿蘇の火砕流堆積物といいまして、昔阿蘇の火山が噴火したときに流れて堆積したものです。普通の宅地程度では沈下しにくい地層です」(中央土木コンサルタント 下田真也さん)
谷尾崎町で問題になっている「地盤沈下」。
ことし2月ごろから複数の住宅で「家が傾いた」「宅地が落ち込んだ」などの被害が報告されています。
住民から「熊本西環状道路の高架橋工事の影響ではないか」という指摘が上がったため、地質調査を行い、工事との因果関係を調べているのです。
「あくまでもこの地点の結果なので、他の地点でもボーリング調査をしているのでその結果を見て沈下しやすい地層があるかどうか判断をしていくということになります」(中央土木コンサルタント 下田真也さん)
「原因解明のためなら」と、自らの敷地を提供した人もいます。
「原因追及していただくためには、民家の中のボーリング調査するのがいいと思いうちでできるなら庭を使ってくださいと市の方にお願いした」(迎平2区住環境を考える会 本田栄二会長)
「できるだけ早く、高架橋工事との因果関係について結果を出したい」(北区土木センター高規格道路建設推進課 下田和幸さん)
「地盤沈下は公共工事によるものなのか」結論は今年度中に出る見込みです。