阪神・谷本本部長、12球団で開幕延期決めた会議後に“独演会” 世間の自粛ムードに「騒ぎすぎ」(夕刊フジ)

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 【集中連載:阪神コロナ妄乱の病巣(2)】  政府が大規模イベントの自粛を要請するなど、新型コロナウイルスの脅威が日本社会を覆い始めていた3月9日。都内で行われた臨時12球団代表者会議で、同20日に予定されていたプロ野球の開幕の延期が決まった。 【表】阪神タイガース2020年コロナ問題一覧  だが、阪神の球団運営責任者として出席した谷本修球団副社長兼本部長(56)は、報道陣を前に「個人的には『ふざけるな!』と思ってます」と決定への不満をぶちまけた。  まず、世間に広がる自粛の動きに「社会情勢もちょっと、つくられたものって気がずっとしてて」と疑問を投げかけ、代表者会議の前に行われた第2回新型コロナウイルス対策連絡会議での専門家チームの見解にも異を唱えた。  「現時点の判断としては、やむを得ないと思うんですけど。今日も専門家の先生のいろんなデータがあるじゃないですか。日本は罹患率も低いし死亡者もまだ2ケタ。どういう見通しですかって、『確定ではないけど、終わってみたら普通のインフルエンザと一緒かもしれん』て。それやったら騒ぎすぎちゃうんかと、暴れそうになったんですけど」  続いて、1人の感染者がうつす平均人数を示す「実行再生産数」の有効性に疑いの目を向け、「1以下になったら感染者が増えないと。そんなの待てますかという話。どこで誰がどう統計を取ってやるんだという話もあるし」と力説。開幕のメドについても「専門家の意見も聞きながらですけど…。前も言いましたけど、言い出したらきりがないと私は思っているんで。相手は目に見えないウイルスですし」と持論を展開したのだった。  なお、開幕は再延期を繰り返した末、約3カ月後の6月19日までずれ込んだ。約8カ月後の11月3日時点で、日本国内の死者は1795人に達している。  企業の危機管理のコンサルティング会社「エイレックス」の江良俊郎代表は「こうした発言を見る限り、認識が甘かったと言わざるを得ない。危機管理では最悪の事態を常に考えるべきで、(球団親会社の)阪神電鉄の考え方と傘下球団は別なのかと思わされる」と指摘。乗客の安全輸送を最優先する鉄道事業者の理念とは、確かに相いれない姿勢といえる。  注目度の高い球団の首脳による不用意な発言が他球団や世間に及ぼす波紋を危惧して、その場に居合わせた報道陣は一様に報道を控えた。皮肉なこ

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(2020/11/05)