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　新型コロナの影響で下田市の財政がひっ迫し、市役所の新庁舎建設の着工が遅れることがわかりました。 　60年以上前に建設された下田市役所は耐震基準を満たしておらず稲生沢中学校の近くに建て替える計画になっていて市は2020年度中に着工する予定でした。11月5日臨時で開かれた下田市議会の全員協議会で松木正一郎市長は、新型コロナの対応で財政がひっ迫したため、2020年度中に着工できないことを報告しました。 　＜下田市　松木正一郎市長＞「新型コロナによって生活もままならないという方がたくさんいます。この先大きな予算を執行するというのは厳しいというのが当局から上がったので今回の判断となりました」 　新庁舎建設には国の緊急防災・減災事業債が活用されることになっていますが、その期限となる2020年度中の着工は難しくなりました。

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(2020/11/05)