バイデン支持者お祭りムード…勝利への期待と訴訟への不安と(産経新聞)

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 米首都ワシントンのホワイトハウス周辺では4日も共和党のトランプ大統領(74)への抗議デモがあり、米大統領選の民主党候補、バイデン前副大統領(77)の勝利の瞬間を待ち望む支持者は早くもお祭りムードを醸し出した。一方で、集計結果をめぐりトランプ氏が起こした法廷闘争への不安も口にした。(ワシントン 上塚真由、東部デラウェア州ウィルミントン 住井亨介) 【いつ決まるの?】イラストで解説する米大統領選の仕組み  バイデン氏が中西部の激戦州などを確保し、獲得選挙人数が過半数に近づいたとのニュースが伝わる中、ホワイトハウス近くの大通りでは深夜まで楽器を演奏したり、歌をうたったりする人だかりができた。  西部カリフォルニア州からやってきたというアーティストのパブロ・カスティーロさん(37)は「バイデン氏の勝利をこの場で祝いたい。トランプ氏は一部で開票結果を争っているが、ゲームオーバーだと言いたい」と語った。  バイデン氏が勝利を確実にした場合、トランプ氏は「敗北」を受け止めるのか-。こうした懸念がバイデン氏の支持者の間で高まっている。3日に街頭で開票速報を見守った研究員、エイミー・ブラスバーグさん(37)は4日も街に出た。「敗北した場合にトランプ氏が居座るのではないか不安だから」だという。  開票が始まった3日夜から4日未明にかけ、ワシントンでは約千人が抗議デモに参加。地元警察によると、参加者の中から4人の逮捕者が出たが、「おおむね平和的に行われた」(ニューシャム警察署長)。  ただ、警察によると、4日未明、トランプ氏を支持する極右団体「プラウド・ボーイズ」のメンバーを名乗る3人が何者かに刃物で刺される事件が発生。いずれも命に別条はないが、双方の支持者が衝突する恐れは消えていない。ホワイトハウス周辺には4日夜も多数の警察車両が配備され、暴動など不測の事態への警戒が続けられた。  トランプ氏の支持者も各地の開票状況に神経をとがらせる。米メディアによると4日夜、バイデン氏の優勢が伝えられる西部アリゾナ州フェニックスの開票所にトランプ氏の支持者が多数集結し、「俺たちの票をちゃんと数えろ」と連呼。またバイデン氏の当確を報じたとして、「くたばれFOXニュース!」と怒号を上げ、騒然となった。  中西部ミシガン州デトロイトの開票所にも4日、トランプ氏の支持者が押し寄せ、「開票を

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(2020/11/05)