ドコモ5Gエリア、人口カバー率7割へ 「超高速」貫き差別化(産経新聞)

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 NTTドコモは5日、第5世代(5G)移動通信システムについて、超高速の通信サービスが利用できるエリアを、令和4年度末までに人口カバー率70%に拡大すると発表した。エリアを構築するための通信基地局の整備には令和元~5年度に計1兆円、6年度以降も年数千億円規模を投じ、5Gの普及拡大を急ぐ。  ドコモは5G基地局の展開について、これまで3年度末までに2万局(人口カバー率55%)との目標を示していた。今回、4年度末までに3万2千局(同70%)との計画を追加。すべて5G専用の周波数帯だけを活用したエリアとして、「本来の5Gの性能を発揮する環境にこだわる」と吉沢和弘社長は強調した。  5Gは現行の4Gの周波数帯を転用することも認められており、KDDIとソフトバンクはこれを積極活用して、3年度末までに5Gエリアの人口カバー率を90%高める計画。だが、この方式では通信速度が4G並みしか出ないため、ドコモは専用周波数帯での展開を優先し、「瞬速5G」と名付けて競合と差別化する方針だ。  5Gを体感できるエリアは現在極めて限られているが、ドコモは3年度末までに1千の市区町村をエリア化する。このほか、全国のプロ野球とJリーグのスタジアム、東京五輪の会場などを今後、すべて5Gエリア化し、多視点視聴などのサービスをより多くの利用者に体験してもらうことで5Gを訴求していく。  また、5Gに対応したスマートフォン6機種を6日から順次発売することも発表した。6機種うち4機種は3万~5万円台と手ごろな価格で提供する。5G端末はこれまでは10万円超の高価格帯が中心となっていたため、手を出しにくかった消費者への浸透が期待される。

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(2020/11/05)