あいみょん 曲の作り方は14歳のころから変わらない(NIKKEI STYLE)

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あいみょんが楽曲制作術やコロナ禍における心境について語るインタビューの後編。楽曲は作詞作曲に強いこだわりを持ち、14歳のころから変わらない作り方を続ける一方で、アレンジに対する姿勢は柔軟。ニューアルバム『おいしいパスタがあると聞いて』が生まれた過程を詳しく語ってくれた。 あいみょんの曲作りは、言葉と旋律が一緒に出てくることが多く、そのときに生まれた組み合わせをとても大切にしているそうだ。跳ねるようなビートが印象的な『チカ』では、歌い出しで「A.P.C.」というフランスのアパレルブランドの名前が出てくる。固有名詞を使用するには許可が必要なこともむろん承知の上で、代替の言葉を用意するなどの安全策を取らずに、そのまま制作したという。 「曲と歌詞は同時進行。コード進行に合わせて口をついて出てきた言葉を歌詞にしていきます。例えば、Gコードをじゃんじゃか弾きながら、パッと出てきた言葉から物語を作る。14歳のころから変わらない作り方です。 ギターをかき鳴らしていたら、口をついて出てきたのが『A.P.C.の黒い財布』という言葉。そのリズムがめちゃめちゃ心地よくて、そこから物語を書き始めました。ただ、メジャーデビューして学んだことで、『固有名詞には許可がいる』(笑)。でも、A.P.C.以外は考えられなかったので、確認して許可してもらえなかったらこの曲はなしにしよう、捨てようと思っていました。許可していただけた寛大さに感謝ですね」 歌詞や旋律に強いこだわりを示しつつ、アレンジに対する姿勢は柔軟だ。このバランス感覚によって、普遍的でありながら古臭くない“あいみょんサウンド”が醸成されていくのだろう。 「作詞作曲は作った当時のものですが、アレンジはレコーディングするときにリアルタイムでアレンジャーさんと一緒に創り上げていきます。これまではアレンジをお願いする際に、『お化け屋敷みたいな』とか『ぼわぼわっとした感じ』とか、感覚でしかイメージを伝えられなかったんですが、私も経験を重ねて少しずつ具体的に伝えられるようになりました。 (編曲家の)田中ユウスケさんは、これまでシングルの表題曲を主にアレンジしていただいていました。本作では『チカ』や『黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を』などのアルバム曲もお願いしたら、すごく楽しそうで(笑)。『黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を』では、

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(2020/11/05)