実に印象的……角田裕毅F1初走行を見守ったアルファタウリ・ホンダのトスト代表「次のテストも楽しみだ」|F1ニュース(motorsport.com 日本版)
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先日エミリア・ロマーニャGPを開催したイモラ・サーキット(エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ・サーキット)。11月4日、この地でアルファタウリ・ホンダがプライベートテストを実施した。
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この日走行したのは、チームの名称がまだスクーデリア・トロロッソだった時代である2年前のマシンSTR13。そしてステアリングを握ったのは、角田裕毅だった。角田はこれが、F1マシンでの初走行ということになった。
角田は積極的に周回を重ね、352kmを走破。F1のフリー走行出走に必要な走行距離を満たしたということになる。
この日の角田の走りについて、チーム代表のフランツ・トストが、チームのWEBサイトにコメントを発表した。
「ここイモラで、角田裕毅と非常に生産的な、初めてのテストを行ない、352kmを走破することができた」
トスト代表はそう語った。
「午前中は路面が少し濡れていたため、フルウエットタイヤを履いて1日のプログラムをスタートさせた。それでも、ユウキはすぐにマシンに慣れ、ドライタイヤに交換すると、すぐにラップタイムを改善していった。非常に印象的だったよ」
「昼休みの後、新しいタイヤを装着し、走行を続けた。彼はさらにラップタイムを改善させ、1周ごとにマシンに慣れていっていることを示した。ユウキはマシンの挙動について、貴重な技術的なフィードバックをしてくれたが、それは我々が期待していた通りのモノだった」
そう角田の初テストを絶賛するトスト代表。現時点で決定している角田の次のF1走行機会は、最終戦アブダビGP後の若手ドライバーテストであるが、その時の走りも楽しみにしていると語った。
「最後の走行ではレースシミュレーションを行ない、非常に安定した走りを披露してくれた。これは、彼が全てをコントロールしていたということの明らかな証拠であろう」
「彼がアブダビで行なわれる若手ドライバーテストで、スクーデリア・アルファタウリのマシンを次にドライブするのを楽しみにしている」
なお当の角田は、初めてのF1ドライブを楽しんだものの肉体的な厳しさを痛感。今後に向けトレーニングを強化する必要があると語っている。