韓国人権委「校内での生徒の携帯電話禁止は人権侵害」(朝鮮日報日本語版)

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 京畿道のある中学校では今年4月に緊急教職員会議を開き、生徒の携帯電話を希望者に限って回収するのか、あるいははじめから使用を制限しないか、といったことを案件に掲げた。教師の94%がこれまで通り携帯電話を「朝の会」の時に回収し、「帰りの会」の時に返すという案を選択し、学校の規定を変更しなかった。ところが、これに反対す同校の3年生の生徒が国家人権委員会に陳情した。特性化高校の在校生も、学校が午前中に携帯電話を回収した後、夕方に返すのは人権侵害だとして国家人権委員会に陳情した。この生徒は、教師が携帯電話を回収する際、実際に使っている電話機であることを確認するため、スイッチを入れることもプライバシーの侵害だと主張した。 ■「世界で最も住みやすい国」2020年版発表、韓国17位、日本は? ■人権委「携帯電話回収は通信の自由の侵害」  国家人権委員会が「学校内における携帯電話の全面使用禁止は人権侵害」と4日、明らかにした。人権委はある高校生が陳情書を出した学校内の携帯電話使用禁止について、「生徒の携帯電話を朝礼の時間に回収し、終礼の時間に返すという生徒生活規定は、憲法上の『行動の自由』と『通信の自由』を侵害すると判断した」「該当の高校の校長に携帯電話の所持・使用を全面制限する行為を中止し、規定を改正するよう勧告した」と述べた。この学校は人権委に「教師・生徒・保護者の意見を集めて改正した生徒生活規定に基づき携帯電話の使用を制限したもので、正当だ」と主張したが、受け入れられなかった。人権委は「現代社会において携帯電話は社会的関係を生成・維持・発展させるツールであり、各種情報を取得できる生活必需品という意味合いを持つ」「希望者に限り回収する、あるいは休憩時間と昼食時間は許可するなど、基本権侵害を最小限にする別の方法を考える必要がある」と語った。

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(2020/11/05)