「愛煙家天国」北朝鮮で禁煙法…ヘビースモーカー正恩氏は守るの?(産経新聞)

【リンク先抜粋】
 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の国会に当たる最高人民会議は4日、常任委員会総会を開き、禁煙法制定に関する政令を全会一致で採択した。朝鮮中央通信が5日に報じた。公共の場所での喫煙禁止を柱に、罰則も設けた法律だが、ところかまわずに、たばこを吸うヘビースモーカーとして知られる金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長にも適用されるのかが注目される。  北朝鮮は成人男性の喫煙率が40~50%台に上るという「愛煙家天国」とされ、たばこを付け届けとして当局者らに渡す行為が社会の潤滑油とみなされてきた。  31の条文からなる禁煙法は「人民の生命と健康を保護し、より文化・衛生的な生活環境を整える」ためとして、政治教育の場や映画館、保育所、学校のほか、医療施設、商業施設、公共交通機関での禁煙を定めている。たばこの生産や販売の規制強化も盛り込んだ。  金正日(ジョンイル)総書記の専属料理人だった藤本健二氏の著書によると、正恩氏は10代から喫煙を好み、視察や公演観賞でも、年長者の前でもたばこを手にする姿が報じられてきた。2018年に訪朝し、面会した韓国や米国の高官が禁煙を勧めると、李雪主(リ・ソルジュ)夫人が「いつもたばこをやめてほしいと頼んでいるが、言うことを聞かない」などと言ってその場をとりなしたエピソードも伝えられている。  北朝鮮は、全ての機関、団体、公民が禁煙法を守るべきだとしているが、正恩氏の喫煙シーンの扱いが当面の焦点となりそうだ。

続きはこちら

(2020/11/05)