前田マヒナ念願の「波乗りジャパン」は母国への憧れ(日刊スポーツ)

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<サーフィン・ジャパンオープン>3日◇千葉・釣ケ崎海岸◇女子ショートボードほか 19年ワールドゲームズ(WG)日本代表の前田マヒナ(22)が、決勝で9・47点を出して優勝した。東京オリンピック(五輪)最終予選に当たる来年5月のWG出場権を獲得。既に出場権を得ている松田詩野(18)は4位で連覇はならなかった。男子は大原洋人(23)が優勝した。    ◇   ◇   ◇ ハワイ生まれの22歳が来夏の東京五輪へ向け大きな1歩を踏み出した。前田は1回戦から首位通過を続けた勢いそのままに、国内トップサーファーが集うジャパンオープンで優勝した。決勝1本目で5・67点をマークし、手堅いパフォーマンスにつながった。「バックアップ(2番目に高い得点)が出なかったけど、優勝したからすごいうれしい」と顔をほころばせた。 ハワイから日本に戻ったのは10月上旬。新型コロナウイルスの影響で2週間の隔離期間を経た後、千葉で調整を重ねた。海外の大きな波に乗るため、食生活の改善やフィジカルを鍛えてきた。コンディションを整えて大会に臨めたことが、結果に出た。「ハワイにもサポーターがいるし、日本のサポートも強くて」と感謝を惜しまなかった。 念願だった「波乗りジャパン」入りを果たして上機嫌だ。日本人の両親のもと生まれた前田にはハワイで長く生活してもなお、母国への憧れが強い。「目標がかなった。日本代表になれて一番うれしい。ハワイも良いけど、サムライのプライドが強いから。『侍』みたいに気合入れて頑張ります」と待ち受ける東京五輪最終予選に向け意気込みを語った。【平山連】 ◆前田(まえだ)マヒナ 1998年(平10)2月15日、日本人の両親のもとハワイ・オアフ島で生まれる。5歳からサーフィンを始め、6歳から大会に出場。13年に全米、世界ジュニア選手権で優勝し、翌14年にはWSLのQTランクで18位に入った。好きな食べ物は、卵かけご飯とメロンパンと不二家のバウムクーヘン。嫌いな食べ物は、セロリとお茶。趣味は山登りと滝で泳ぐこと。家族は両親と姉。162センチ、58キロ。 ◆サーフィンの東京五輪への道 東京五輪代表枠は男女最大2枠。最終予選に当たる来年5月にエルサルバドルで行われるWGで決まる。男子上位5人、女子上位7人が東京五輪出場権を獲得する。五十嵐カノアはWGに出場すれば五輪代表に内定する。条件付き

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(2020/11/03)