乳がん防止の働きも。最新研究結果に見る「大豆」の健康メリットと注意点(ELLE ONLINE)

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世界的な大豆の健康ブームが始まったのは1990年代にさかのぼる。そのころ専門家は、大豆が肥満や心疾患、がんなどの病気と闘う力があると信じていた。実際、大豆をよく食べるアジア地域では、肥満、心疾患、乳がんの発生率がアメリカに比べて低いという研究結果も出ていて、大豆は万能な食べ物とみなされたそう。   けれどこういった研究では、関連性だけに焦点をあて、因果関係を考慮に入れていないことがあり、大豆をたくさん食べている人が食べていない人よりも健康だからという理由だけで、自動的に大豆をその要因にするのはちょっと強引かもしれない。遺伝やライフスタイル、大豆以外の食生活など、ほかにもさまざまな要因が考えられるはずだ。   その後、大豆が体を健康的にしてくれる理由を研究者たちが本格的に調べると、意外な事実が明らかになった。それは、大豆がエストロゲンに似た化合物、イソフラボンを含むということ。さらなる一部の研究では、このイソフラボンががん細胞の成長を促し、女性の生殖機能を損ない、甲状腺の機能を乱すことが発見されたという。   さらに、イソフラボンが体内のエストロゲンを模倣し、ホルモンの過負荷に繋がってしまうという理由から、内分泌かく乱物質として大豆を悪者にする研究者も出てきたそう。   しかし同時にほかの研究では、大豆を摂取することが高コレステロールを治し、女性の閉経期の諸症状に作用するという結果も示された。シカゴの管理栄養士、ダウン・ジャクソン・ブレットナーさんいわく、大豆は天然の植物性エストロゲンを含んでいるけれど、体内のホルモンよりは弱いため心配する必要はないという。 こういった経緯から、大豆の健康効果に対して意見が分かれるようになったようだ。

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(2020/11/03)