広島・九里 7年目で初の規定投球回クリアも「一年だけではダメ」(東スポWeb)

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 広島・九里亜蓮投手(29)が3日の巨人戦(マツダ)に先発し、9回2失点で規定投球回に到達した。指揮官の期待に応える粘りの投球だ。初回から毎回のように走者を出す苦しい展開で4回には丸に適時打を浴びて先制点を献上。さらに6回には途中出場の陽に適時打を許して2点目を奪われた。  7回を終えた時点で球数は113球だったが、佐々岡監督は「ここまで頑張ってきた。2桁勝利のチャンスなので」と続投を決断。それに応えるように九里もプロ7年目にして初めて規定投球回に到達し、9回138球の熱投。惜しくも白星はつかず初の2桁勝利は厳しくなったが、9回裏に飛び出した菊池涼介内野手(30)の10号2ランによって黒星は免れた。  苦しい台所事情の中で存在感を発揮する。先発ローテの柱である大瀬良、ジョンソン、野村らが、けがや不調で離脱するなか九里はタフネスぶりを武器にフル回転。9月末からは4連勝を飾り勝利数ではドラフト1位・森下に次ぐ8勝を挙げている。  発奮のきっかけはキャンプ直後の二軍降格だ。3月5日の教育リーグ・ソフトバンク戦で4回途中7四球で二軍行きとなり「すごく悔しい気持ちになった。こういう投球をしてはいけない」と改心。それ以来、ストライク先行を心掛けることで投球が向上した。今季の躍進にも「一年だけではダメ。しっかりと続けていけるようにしたい」と気を引き締めさらなる飛躍を目指している。

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(2020/11/03)