富士通、2年ぶりV 中村匠吾が最長区間で存在感(産経新聞)
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富士通は塩尻が7区中盤でGMOを振り切り、2年ぶりに優勝を飾った。国内有数の名門も昨年大会は17位と惨敗を喫していただけに、高橋健一監督の「ほっとした」の言葉には実感がこもった。
東京五輪マラソン代表の中村匠は最長16・8キロの3区で存在感を示した。カネボウと20秒差の2位でたすきを受けると、吉田祐也(GMO)らと競り合いながら「前半は抑えて後半勝負」と冷静にレースを運び、チームを先頭に押し上げた。
「少しでも前でたすきを渡せればと思った。チームのために走った」と語る一方、「五輪で表彰台を狙うことを考えると、距離を伸ばしてスピード持久力を上げていくことが重要」と個人のテーマも忘れない。
コロナ禍で例年通り練習ができない中、勝ち切った選手たち。高橋監督は「1人1人成長した。よく考えていた」と満足そうだった。(宝田将志)