「おはら祭」規模縮小で開催 新しい生活様式でイベント楽しむ(KKB鹿児島放送)

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 鹿児島県鹿児島市の秋の風物詩「おはら祭」が3日に開かれました。今年は新型コロナの影響で規模を縮小しながらも、活気ある祭りの姿は変わりありませんでした。 (塩田 知事) 『新しい生活様式での開催。いろんな意味で注目を浴びていると思う。みなさん疫病退散を願ってにぎやかに踊りましょう』  新型コロナの影響でイベントの中止が相次ぐなか開催が実現した「おはら祭」。会場では感染対策を徹底していました。 (鹿野 未涼 リポーター) 『例年ですと観覧者は歩道側で踊り連を見ますが、今年は密を避けるため1車線分が観覧エリアとして設けられています』  沿道に設けられた21カ所の専用エリアでは、消毒や検温をしたあと、エリアごとにスタンプが押され、万一、感染者が出ても濃厚接触者を特定できるよう対策が取られました。  そして、午前10時30分。森博幸市長が「踊り連のみなさん、さあ元気よく踊りましょう!」と呼びかけました。  今年は新型コロナの影響で規模が縮小され、前夜祭の夜まつりは中止に。踊り連も55団体、約2200人で、例年の1割ほどとなりました。それでも祭りを盛り上げようと、おそろいの衣装を身にまとった参加者たちは息の合った踊りを披露し、見物客を楽しませていました。  参加者の一人は「こういう状況でもたくさんのお客さんが見に来てくれて、おはら祭が開催されたことに感謝したい」と話し、別の参加者は「ちょうど天気もよくて気持ちよく踊れた。また来年も来られたらいいなと思う」と話していました。  鹿児島市によると、会場を訪れた観覧者は2万2500人。夜祭りの中止など規模の縮小もあり、去年に比べ9割近く減少しました。一方で、感染対策のためスタッフはほぼ例年並み。特に鹿児島市は職員およそ150人が出て対応にあたりました。  見物客は「素晴らしい。踊り連にカメラをむけている。色々と中止になっているから久しぶりにウキウキする」と話し、別の見物客は「コロナでいままで暗い感じだったけど、おはら祭でもっと世の中を盛り上げていけたらいいなと思う」と話していました。  安全で集客力の高いイベントのあり方を探る観光庁の実証事業としても、一定の成果はあったと言えそうです。

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(2020/11/03)