米大統領選 世界の命運を左右する投票スタート 大勢判明遅れも(産経新聞)

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 【ワシントン=塩原永久】米大統領選の投票が3日朝(日本時間同日夜)、東部州から順次始まった。世論調査の全米平均は、民主党のバイデン前副大統領(77)が共和党のトランプ大統領(74)より優勢だが、過去の選挙で帰趨(きすう)を決してきた激戦州の南部フロリダ州や東部ペンシルベニア州などでは競り合っている。即日開票されるものの、集計作業に時間を要する郵便投票が記録的な規模に増えており、大勢判明が翌日以降にずれ込む可能性がある。 【いつ決まるの?】イラストで解説する米大統領選の仕組み  今回の選挙は新型コロナウイルス感染症の流行で選挙活動が大幅に制約される異例の展開となった。選挙結果は新型コロナや強権国家の伸長などで揺らぐ世界秩序にも影響を及ぼす。  感染防止策として各州で採用が広がった郵便投票について、トランプ氏は投票日後の受け付けを認めるべきではないと法的手段に訴えることを示唆しており、集計結果をめぐって混乱が生じる恐れが出ている。  既存政治の打破を訴えて2016年の前回大統領選で当選したトランプ氏は、今回、政治家の経験が長いバイデン氏を「腐敗している」と攻撃。コロナ流行前の好景気を導いた実績を訴え、再選を目指している。  一方、バイデン氏は現政権の拙劣な新型コロナ対応で米国が世界最悪の感染者数を記録したと批判。黒人暴行死事件を機に人種や格差の問題意識が高まる中、分断が進んだ社会の融和を掲げて支持を訴えてきた。  政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、世論調査の全米平均は2日段階でバイデン氏が50・7%、トランプ氏が44・0%と6・7ポイント差。トランプ氏は1週間前から1・1ポイント、差を縮めた。  大統領選は各州に割り当てられた「大統領選挙人」(538人)のうち、過半数の270人を得た候補が当選する。選挙分析で定評があるバージニア大のサバト教授の予測では、バイデン氏が獲得する選挙人が321人、トランプ氏は217人としている。  フロリダ大の研究者の集計では、郵便投票と期日前投票を合わせた早期投票は1日段階で約9870万票と前回選挙の投票総数の約7割に達した。

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(2020/11/03)