カブール大学で銃撃、22人死亡 ISが犯行声明(BBC News)

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アフガニスタンの首都カブールにあるカブール大学で2日、武装集団が乱入して銃を発砲し、少なくとも22人が死亡した。武装集団は治安部隊と1時間にわたって銃撃戦を繰り広げた。 内務省の報道官によると、銃を持った3人が死亡し、襲撃は終わったという。 この地域の武装組織イスラム国(IS)が犯行声明を出した。 大学ではこの日、イランの本に関するイベントが予定されていた。アフガン政府関係者が到着する直前に襲撃が始まり、数時間続いた。 負傷者も22人に上った。 政府の発表により、3日は国として喪に服す日となっている。 ■ISが犯行声明 襲撃が始まって間もなく、武装集団タリバンは関与を否定し、襲撃を非難した。その数時間後、ISがメッセージアプリ「テレグラム」で、「背教者のアフガン政府のために働く裁判官や捜査官ら」を狙ったと表明した。 ISはこれまでも、アフガニスタンの教育機関を標的にした事件を起こしている。先月には、カブールの教育施設の外で自爆攻撃をし、24人が死亡。2018年にカブール大学の前で発生し、数十人が死亡した襲撃事件でも犯行声明を出している。 アシュラフ・ガニ大統領は、当局が「この無分別な襲撃に報復する」とする声明を出した。 大学キャパスのビデオ映像には、銃声が響く中、学生が走って逃げる様子が記録されている。壁をよじ登る学生の姿も映っている。内務省によると、襲撃の冒頭、襲撃者の1人が爆発物を爆発させたという。 目撃者の1人はロイター通信に、襲撃者らが「目に入った学生全員を撃っていた」、「逃げていた学生にも発砲した」と述べた。 アフガニスタンでは、政府とタリバンがドーハ・カタールで和平交渉を進める中、暴力行為が悪化している。この和平交渉は、タリバンとアメリカの2月の和平合意を受けたものだが、早々に行き詰っている。 国連の高官は先週、BBCの取材に、タリバンには武装組織アルカイダがなお「多数組み込まれている」と述べた。タリバンはアメリカに対し、アルカイダとは関係を絶つと伝えていた。 (英語記事 At least 22 dead as gunmen storm Kabul University)

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(2020/11/03)