水川あさみコロナ禍継続に不安も「人を救うのは人」(日刊スポーツ)

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水川あさみ(37)が3日、EXシアター六本木で開催中の東京国際映画祭で上映された映画「滑走路」(大庭功睦監督、20日公開)舞台あいさつに登壇した。水川は「今の世の中って、本当に人にとっての豊かさ、幸福が見えにくい、分かりにくい時代。でも、そんな時代でも人のことを救うのは、人だということ。映画を見て、救われるような気持ちになって欲しい」と客席に呼び掛けた。 「滑走路」は、あとがきを入稿後、32歳の若さで命を絶った歌人・萩原慎一郎さんの遺作となった「歌集 滑走路」をモチーフに作ったオリジナルストーリー。いじめや非正規雇用を経験しながら、苦難の中、それでも生きる希望を託した萩原さんの歌を元に、現代を生きる若い世代の誰もが抱える不安や葛藤と、それでもなお希望を求めて、もがき生きる姿を描いた。 水川は劇中で、30代後半に差し掛かり、将来と社会への不安に悩まされる切り絵作家の翠を演じた。登壇すると「今年も、この場所に立てたことを、とてもうれしく思いますし、この状況下で来て頂き、うれしく思います」と、コロナ禍の中で足を運んだ観客に感謝した。 その上で「もし、このまま、この世の中が全ての物事…人の距離感、心もそうだし、保ったまま続いていくと考えると、とても心が折れそうになる瞬間がある」と、コロナ禍でソーシャルディスタンスを取り続ける可能性への不安を吐露。その上で「表現する仕事をしている上で、ソーシャルを取ることが当たり前になる世の中を、受け入れてしまう怖さと、向き合いながらと考えると、いまだに怖いと思いながら生きているのが正直ある」と複雑な思いを語った。 水川は、映画について「ひょんなことから、この映画と出会い、転がるように来てくれた。今、やれということなのかなと。少しでも、心をそっとなでてくれるような映画になれば」と思いを語った。 この日は、劇中で厚生労働省で働く若手官僚の鷹野を演じた浅香航大(28)と、幼馴染を助けたことをきっかけにいじめの標的になってしまった中学二年生の学級委員長を演じた寄川歌太(16)も登壇。寄川は人生初の舞台あいさつだった。

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(2020/11/03)