最後の“手動運転”『須磨浦ロープウェイ』ファンが最後惜しむ…“自動化”に向け運休(MBSニュース)

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 全国でも珍しい“手動運転”とレトロな雰囲気で人気がある神戸の「須磨浦ロープウェイ」が、11月4日から“自動化リニューアル”のため運休します。  麓の須磨浦公園駅から山上の駅までを結ぶ須磨浦ロープウェイは、神戸市街や須磨海岸の景色を楽しむことができます。1957年の開業以来63年間、手動で運転を行ってきました。運転室には、長年使い古された昭和の備品が満載です。使っているのは発電式の磁石電話。運転士は、ハンドルを回して、ゴンドラの速さを調整します。頼りは運転士の目と耳、そして経験です。  (運転士 柴田涼さん)  「自分が乗っていると距離感をつかみやすいんですが、どうしても向かってくるものに距離感を合わせないといけないので、それが最初は慣れるまで難しかったです。」  そんな全国でも珍しい手動式のロープウェイは、老朽化のため、11月3日で引退することになりました。  (運転士 柴田涼さん)  「ちょっと寂しい気はしますけど、そういう時代なのかなとも思います。最後になりますが、いつも通りお客様に安全に乗っていただけるように、最後まで頑張っていきたいと思います。」  11月3日には、最後の手動運転を惜しみ、朝から多くのファンが駆けつけ、慣れ親しんだ手動運転の乗り心地を惜しみました。    「便利なのかもしれへんけど、人の手で動いていたものが自動になっちゃうのは、なんかさみしいなって思います。」  「手動というのが最後だと聞いて、最後に乗れてよかったです。」  「最初の方は怖くなかったけど、最後の方は崖みたいで怖かった。」  「日本でも珍しいんかなって。だからこの子が覚えていてくれたらいいかなと思って。」  須磨浦ロープウェイは、11月4日から休業して、来年3月中旬ごろに自動運転にリニューアルされます。

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(2020/11/03)