市川海老蔵さん船上舞台から「伝統文化にお力添えを」（産経新聞）
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新型コロナウイルスの影響で厳しい状況の続く舞台芸術の復活を祈願するイベント「日本の劇場文化 復活祈願祭」が３日、大阪・ミナミの道頓堀川で行われ、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんをはじめ舞台人が集まり、船上から「劇場に足をお運びください」とメッセージを発信した。
同イベントは「コロナで打撃を受けたエンタメ界を元気づけ、劇場ににぎわいを取り戻そう」という海老蔵さんの発案で開催。海老蔵さんの思いに賛同した能楽観世流シテ方の人間国宝、大槻文蔵さんや文楽人形遣いの桐竹勘十郎さん、上方舞山村流宗家の山村友五郎（ともごろう）さん、落語家の桂米團治（よねだんじ）さんらが参加した。
海老蔵さんは船上の舞台で、「大阪の伝統文化の火付け役に」と火の神を表す「迦具土之舞（かぐつちのまい）」を披露。口上で「日本の伝統文化、劇場文化がさらに盛り上がりますよう、お力添えをお願い申し上げます」と述べると、見物客から大きな拍手が起こった。
