【新型コロナ】順大静岡病院で“院内感染” 市立静岡病院でも職員が陽性(静岡放送(SBS))
【リンク先抜粋】
県内では11月3日、新型コロナの感染者が新たに14人確認されました。伊豆の国市の順天堂大学静岡病院で発生した新型コロナウイルスのクラスターでは、初めて患者への感染が確認され、院内感染とみられることがわかりました。
(県の会見)「10月21日から30日の間に感染した。その間ずっと病院内にいたので院内感染になる」
県は先ほど開いた記者会見で、順天堂大学静岡病院で発生したクラスターに関連して、3日に感染が確認された入院患者は院内で感染したと説明しました。
<青嶋文香記者>「東部地区の医療の中核を担う病院で発生したクラスター。感染者はこれまで医療従事者のみでしたが、ついに、患者への感染が確認されました」
病院内で初めての感染となった患者は伊豆の国市に住む高齢者で、10月ケガで入院した際にはPCR検査で陰性でしたが、すでに感染が確認されている病院関係者と1分ほど対話したということです。県はこれまで、患者への感染の可能性は低いとしていましたが、その説明が覆された形です。
(県の会見)「残念。感染者と濃厚接触はしていないので、どんな感染経路が考えられるのか確認して対策していきたい」
11月3日までに順天堂大学静岡病院のクラスターで確認された感染者は合わせて21人に。感染が拡大を続けることに地元では不安の声が上がっています。
<周辺住民>「近くだと不安があります」「みんな(病院に)行かないって言ってる。怖いから。ちゃんと発表してほしい」「(患者に感染したのは)これはしょうがないと思う。医療としてやっている以上は。情報は欲しい。近所という手前ね」
住民が指摘したのは「情報不足」です。これまでに順大静岡病院は、記者会見などで説明することはなく、ホームページ上で情報を公開するのみです。県は、こうした状況を把握していて、順天堂大学静岡病院に対し、地域住民などへ向けた詳細な説明をするよう要請したと明らかにしました。医療機関での感染確認は静岡市でも…
(静岡市の会見)「113例目の方は市立病院に勤務されている」
感染が判明したのは、静岡市在住の静岡市立病院に勤務する職員で、医師や看護師などの医療職ではなく、職場でマスク・手袋を着用していて、直接患者に接触する機会はないということです。この高齢者は、発症前2週間の県外への移動などはなく、静岡市は現段階で感染経路不明としています。