“駐車場でテレワーク”浜松市で実験開始 (静岡県)(静岡放送(SBS))
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新型コロナの影響でテレワークが広がる中、意外なスペースをオフィスとして使う新しい取り組みが浜松市で始まりました。なんと、駐車場が職場になるんだそうです。
<寺田亘輝記者>「こちらにずらりと並んだ軽自動車、ひとつひとつが個室のオフィスになっています。いわばオフィス村なんです」
浜松市の弁天島海浜公園の駐車場で11月3日から実験が始まったのは、「浜松テレワークパーク」。行政や自動車メーカーのスズキなどが協力し、車を移動できるオフィスに、その車が並ぶ駐車場を職場にしてしまおうという取り組みです。
<大学生>「(Q、2人で座っていて狭くない?)全然狭くないです」「詰めれば(もう1人)入る」
軽自動車の後部座席を倒して椅子として使っていて、トランクの部分にテーブルを設置しています。「ゆったり広々と」とまではいきませんが、ストレスの少ない空間と使いやすさを備えています。鍵の開け閉めはスマホで簡単にできて、車の予約もスマホで行います。
<寺田記者>「パソコンに使う電源ですが、こちらのバッテリーであれば1時間ほど持つということです。さらにこの車は改造して電源の差し込み口をつけていて、外部から電気を取り込むことができるということです」
テレワークオフィスには欠かせない電源の問題も解決しました。弁天島の鳥居が見える専用の駐車場にはコンセントがあり、車のエンジンをかけなくても仕事ができるような環境の整備を目指しています。
<開発当初から関わった宮城浩さん>「(移住者は)場所を変えたい、環境を変えたいと考えることがあるので、車とオフィスがセットになっていると気分転換にはなる。いろんなところに行ってみたいという気持ちがあるので、そういうニーズを両方満たせる」
今後は、実証実験で課題を洗い出しながら、2021年4月から事業としてのスタートを目指すということです。