コロナ禍と英離脱のダブルパンチ EUの土台が崩れる(NIKKEI STYLE)

【リンク先抜粋】
欧州連合(EU)をめぐる議論を大まかに振り返ると、1990年代末まではEUがどのように深化し、拡大していくのかという楽観論が大勢であったのに対し、2000年代に入って以降はEUがどうすれば、いつまで存続できるのかという悲観的な論調が目立つようになった。 ユーロ危機で、EUはギリシャにユーロ離脱の脅しをかけ、緊縮財政を強要して民衆の反発を買った。また、難民危機ではEU全体で難民受け入れを分担する仕組みの導入が、反リベラルで排外主義的なハンガリーなど中東欧諸国の拒否に遭う一方、難民が大量流入したドイツなどの西欧諸国では反移民・反EUを叫ぶポピュリスト政党が選挙で大幅に勢力を伸張させた。さらに、英国のEU脱退を思いとどまらせるため、キャメロン英首相(当時)に対し、統合の基本目標である「欧州諸民の一層緊密化する連合」(EU基本条約前文)からの適用除外を認めることさえ厭(いと)わなかったが、結局国民投票でブレグジットを止められなかった。そして、今年コロナ禍が欧州を襲っている。

続きはこちら

(2020/11/03)