サクラエビ回復の兆し?秋漁の初競り 最高値は…(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 「駿河湾の宝石」とも呼ばれるサクラエビの初競りが、11月2日朝行われました。深刻な不漁が続き、秋漁も自主規制を継続していましたが、初日の水揚げ量は2019年の約2倍と、サクラエビの量は回復傾向で明るい兆しが見えています。  初競りを迎えた由比港に威勢のいい掛け声が響きます。不漁が続くサクラエビの秋漁が解禁され、2日朝、初競りを迎えました。漁獲量は2019年と比べて2.1トン多い4.6トンと秋漁初日としては上々で、組合は資源が回復傾向にあると評価しました。 <由比港漁業協同組合 宮原淳一組合長>「資源を持続可能にするにはどうしたらいいかは、これからが正念場だと思っています」  2日の最高値は15kgあたり9万3910円。漁獲量が安定したことで、2019年に比べ3万円ほど下がりました。2020年の秋漁も「0歳エビ」の保護を優先するため、エリアごとに漁を制限する「自主規制」が強いられています。漁は当面、駿河湾の南側のみに制限されます。由比港からは1日、84隻のサクラエビ漁船が出港しました。 <漁師>「自主規制した分、また少しでも増えてくれればと思っています」「地元の期待を背負ってやっているのでそれに応えてあげたいなと思っています」  水揚げとともに実施した資源調査の結果、近年にないほど0歳エビの分布が広がり、組合も手ごたえを感じています。 <由比港漁業協同組合 宮原淳一組合長>「漁に出て良かったなあという実感が出るまでは楽観は許せませんけど、自然界のものなので。ですけど苦労したかいがあったかな」  資源が回復傾向であることに仲買人の加工業者も胸をなでおろします。 <原藤商店 原藤晃さん>「大きいエビが比較的目立つのでよかった。可能な範囲で水揚げしてもらって産業が少しでもにぎやかになるように漁師に頑張ってもらいながら、こちらもサクラエビのおいしさを伝えながら頑張っていきたい」  サクラエビの秋漁は12月23日まで続きます。

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(2020/11/02)