藤井2冠激戦で連勝「負けもあった」次は木村一基戦(日刊スポーツ)
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藤井聡太2冠(18)が連勝した。2日、東京・千駄ケ谷で行われた第70期王将戦挑戦者決定リーグ5回戦で午後8時5分、122手で広瀬章人八段(33)を下した。これで2勝3敗。敗れた広瀬は1勝3敗となった。ほかの棋士の勝敗次第だが、今月20日の最終一斉対局での残留に藤井は望みをつないだ。
【写真】対局に臨んだ藤井聡太2冠
午前10時から始まった対局は、序盤から速いペースで駒組みが進み、午前11時14分に早くも50手に達するほど。正午の昼食休憩前から先手の広瀬が仕掛けて、戦いが起こった。スピード重視で攻める広瀬の攻撃がひと息ついた瞬間、藤井が反撃を試み、寄せ合いに持ち込む。有利な展開になりながら緩手が出て、広瀬に手番が回り、「負けもあった気がします」と振り返った。終盤、激戦の末に勝利をつかんだ。
1年前の前期王将リーグでは4勝1敗同士で、渡辺明王将(36)への挑戦権をめぐって直接対決。藤井が終盤、受けを間違えて挑戦はかなわなかった。今期は状況が違うが、負けられない対局で踏みとどまった。「集中して指したい」と、次局の木村一基九段(47)戦に向けて抱負を語った。
【赤塚辰浩】