馬場以来の身長2m「ジャイアント秋広」岡本に憧れ(日刊スポーツ)

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巨人に「ジャイアント秋広」が現れた。巨人ドラフト5位の二松学舎大付・秋広優人内野手(18)が2日、都内の同校で榑松スカウト部次長、野間口担当スカウトから指名あいさつを受けた。 【写真】高身長を生かしたポーズを廊下でとり写真に納まる、巨人ドラフト5位指名の二松学舎大付・秋広 プロ野球で身長200センチは、日本人では巨人の先輩で後にプロレスラーに転向した馬場正平投手(ジャイアント馬場)以来。高校時代は投打二刀流だった大男は、岡本に弟子入りを希望。野手としてビッグな男を目指す。    ◇   ◇   ◇ 入り口のドアフレームに頭をぶつけないように、腰を少し曲げながら、会見場に“リングイン”した。秋広は「身長200センチ、2メートル、体重95キロ。足のサイズは32センチです」と大きな体の背筋を伸ばし自身をアピール。200センチ以上の日本人選手は馬場以来で、ドラフト制後では育成8位の阿部険友投手(札幌大谷)とともに初となる。 父が172センチ、母が165センチと両親は決して大きくない。「特に、特別な事をしたってわけではないんですけど」と言うが、身長は小学校卒業時は180センチ、中学校卒業時は198センチ。「いずれは止まるかなと思ったんですけど」とグングン身長は伸び続けた。 規格外の大きさで苦労することもある。足のサイズは32センチでスパイクは特注。高校入学後、アシックスの工場に出向きオーダーメードで作ってもらった。ベッドからは足が飛び出て、天井、ドアのフレームには頭が当たる。バスケットボールのリングには軽く飛べば届くため、体育の授業では、ゴールを決めても点数は他の生徒の1/2。バスケ部と同じハンディが科せられる。中学時代は成長痛に苦しんだ時期もあった。 その分パワーには自信がある。ジャイアント馬場の必殺技が16文キックならば、自身のアピールポイントは「大きい体があるので、フルスイング、打球の力強さ」。高校時代は投手として最速144キロ、打者として高校通算23本塁打の二刀流だったが、球団からは「左の大砲」として期待される。岡本に憧れ「若くして、本塁打王を狙える位置にいるので」と弟子入りを志願。「3、4年目には1軍でやっていけるようにしたい」と40本のアーチを思い描いた。周囲の期待に応え、将来は本塁打王の“ベルト”を巻いてみせる。【久永壮真】     ◇   ◇ 

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(2020/11/02)