中村梅枝5歳長男の小川大晴君、堂々の初お目見え(日刊スポーツ)
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中村吉右衛門(76)片岡仁左衛門(76)らが出演して2日、東京・半蔵門の国立劇場で、11月歌舞伎公演が初日を迎えた。第2部「彦山権現誓助剣(ちかいのすけだち) 毛谷村」で、中村梅枝(32)の長男小川大晴(ひろはる)君(5)が初お目見えした。
【写真】「彦山権現誓助剣 毛谷村」で初お目見えした小川大晴君
弥三松を演じた大晴君が大きな声でせりふを言ったり、見えをすると、そのたびに温かい拍手が送られた。最後は、主人公の六助を演じる仁左衛門に抱きかかえられて見えをしてみせた。かつて仁左衛門や、今回お園を演じている片岡孝太郎も演じた役。公演前の取材で仁左衛門は「歌舞伎というのは順番に受け継がれていく。すてきなこと」と感慨を語っている。
長男の初お目見えに梅枝は「今はまだ踊りのお稽古をさせているくらいでお客様の前に立つのは初めて。僕としては不安ですが、本人はやる気満々です。まずは元気に元気にまじめにつとめ上げてくれることを願います」と話し、歌舞伎を見るのが大好きという大晴君は「DVDを見て弥三松のお勉強をしています。六助の家の(小道具の)お獅子のおもちゃで遊んでみたいです」と、余裕のコメントをしている。
第1部「平家女護島 俊寛」の吉右衛門は、海外公演含め18回目の当たり役に「浄化の域にまで到達できれば、役者冥利(みょうり)に尽きます」と話している。25日まで(10、18日は休演)。