本当に同じ統計? 文大統領「確かな成長局面」、韓銀「V字回復はまだ」(朝鮮日報日本語版)

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 文在寅(ムン・ジェイン)が2日「韓国経済は困難を乗り越え速やかに回復している」と評価した。第3四半期(7-9月期)に経済がマイナス成長から脱したことについて「確実な成長局面に入った」とも述べた。その上で「来年の上半期から韓国経済は正常軌道に戻れるだろう」との見方を示した。ただし文大統領のばら色の見通しとは対照的に、韓国銀行(中央銀行)は今後の経済を慎重に予測し、楽観論とは一線を画している。  文大統領はこの日、青瓦台(韓国大統領府)で主宰した首席・補佐官会議で「第3四半期の国内総生産(GDP)成長率が世界金融危機以来10年ぶりの大幅な伸びを示し、プラスに転じた」として「韓国経済が第1-2四半期(1-6月)の急激な委縮局面から抜け出し、確実な成長局面に入ったことを意味する」と述べた。  韓国銀行は先月27日、今年第3四半期の実質GDP成長率(速報値)が前期比1.9%だったと発表した。しかし韓国銀行は、国内経済が「V字回復」の局面に入ったと判断するのは早いと分析した。韓銀のパク・ヤンス経済統計局長は「成長率が1.9%の伸びを示し、V字回復と見ることもできるだろうが、GDPの推移を見ると、依然として昨年第3四半期の水準に及ばない」として「以前成長していたときの推移ラインにまだ達しておらず、V字回復と言うには時期尚早の感がある」と述べた。文大統領は、韓国銀行の分析よりも我が国の経済を楽観的に見ているというわけだ。  このほか文大統領は「第3四半期最終月の9月の産業活動で、生産、消費、投資の全てが成長する「トリプル増加」を達成したことは、第4四半期(10-12月期)も成長局面が続くという見通しをいっそう明るくしている」と述べた。また「経済心理も10月に入って大幅に改善した」として「消費者心理指数、企業景気指数のいずれも二桁台の増加を記録し、共に11年6か月ぶり最大の増加幅となった」と説明した。さらに「これもまた経済回復のスピードが速まることを予告する青信号」と述べた。  「経済回復」を裏付ける役割を果たさない統計については、詳細な分析を通じ「経済回復」の根拠を提示した。産業通商資源部(省に相当)によると、先月の輸出は前年同月比3.6%減だった。文大統領は「昨日発表された10月の輸出実績でも輸出の好調が続いている」として「操業日数が減少し、月間の総輸出額はわずかに減少

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(2020/11/02)