豊島竜王 無傷4連勝で王将戦挑決L単独トップ、区切りの通算500勝に「うれしく思います」(スポニチアネックス)

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 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負(来年1月開幕予定)で渡辺明王将(36)の対戦者を決める挑戦者決定リーグは2日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、豊島将之竜王(30)=叡王と2冠=が佐藤天彦九段(32)を104手で破って4戦全勝とし、挑戦者争いで単独トップに立った。  バリバリの居飛車党である佐藤が繰り出した戦型は、先月29日の藤井聡太2冠(18)戦に続いてまたしても振り飛車戦法の1つ、ゴキゲン中飛車。ただ、そんな“奇襲”も「前局で指されているのであるかなと思っていた」と豊島には想定内だったよう。持ち味の動じない表情のまま無難に対応し、無敗を守った。  ここまで羽生善治九段(50)、永瀬拓矢王座(28)とともに3勝0敗の同星で並んでいたが、挑戦者争いでグイッと一歩抜け出した豊島。残すは2局で、羽生との全勝対決が3日にある永瀬との次戦が17日に控える。そこで勝てば3期ぶり2度目の挑戦にさらに近づくが「挑戦者争いで直接対決になるので重要な一局。しっかり準備したい」と力を込めた。  また、この日の白星で通算500勝を達成。「そこまで気にしていなかったがうれしく思います」と控えめに喜んだ。  一方、敗れた佐藤は1勝5敗で一足先にリーグ戦の全日程を終えた。すでにリーグからの降格が決まっていたが「中には内容的に競った戦いもあったが(この成績が)今の自分の力を表しているのかと思います」と総括。ただ、2局続けた振り飛車へのチャレンジは手応えも感じたようで「結果は出なかったが新鮮で面白いな、と。採用を含め考えたい」と今後の戦い方の変化も示唆していた。

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(2020/11/02)