“大阪都構想”再び否決 混迷の最後に“情”に訴えた反対派の戦略が効いた? 「既存の市や区の名前がなくなる抵抗感大きい」(ABEMA TIMES)

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 大阪市民からは「子どもが3人いるので、未来のための投資と思って賛成に投票した」「反対。いいことばっかり言って、悪いことはひとつも言わなかった。納得いかなかったからそう(反対)しただけ」という声も。2度の否決について、明星大学准教授で臨床心理士の藤井靖氏は「現状の府市の連携が評価されたり、維新の身を切る改革の姿勢などが信頼されたことが半数近い賛成票につながったのでは」としながらも、「心理学的に見ると、否決じゃないと説明がつかない部分がある」との見方を示す。  「見えている“現状”というものと、見えないが期待するという“未来”との戦い。そうなった時に、今見えているものに明確な不満を感じていなければ、そっち(現状維持)を取るのが基本的な人の心理だと思う。趣旨は仕組みを変える試みなのでそもそも難しい部分はあるが,具体的に体感を伴うビジョンを示せなかった維新の戦略は、なかなかうまくいかなかったのでは。人は“損をしたくない”という感覚を大事にするので、何かが変わって今の満足がなくなってしまうことに対する不安が、否決という判断につながったと思う。リスクを取ってまで、見えない発展のビジョンを追求できる人は、そもそも多くないということ」  その中で、反対派の“情に訴えかける”戦略がうまく機能したとした。

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(2020/11/02)