女子63キロ級の鍋倉那美は3位 パリ五輪へ心機一転「就職先を探している」(スポーツ報知)

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 新型コロナウイルスの感染拡大後、柔道で初の全国大会となる講道館杯全日本体重別選手権は1日、千葉ポートアリーナで最終日が行われた。女子63キロ級で18年アジア大会覇者の鍋倉那美(23)=NAWACLUB=は3位。2連覇は逃したが、「所属が変わって初めての大会だったので、自分のこれからの柔道人生をスタートさせるという思いで挑んだ。今後に向けていい経験になった」と受け止めた。  鍋倉の今大会での所属は「NAWACLUB」と聞き慣れない名前だった。2月のGSパリ大会で世界選手権3連覇のアグベニェヌ(フランス)に完敗。東京五輪代表入りを逃し、9月末で三井住友海上を退社した。「このまま4年間やるのは厳しいなと判断した。自分の考えに責任を持って行動できるようにという思いがあった」と環境を変えた狙いを明かした。  現在はフリーの立場で活動し、大会の申し込み、宿泊先の手配など全て自身で行っている。普段の練習はさまざまな場所で出稽古を受け入れてもらっており、「本当に助けられて、世間の皆さまは優しいなと痛感しました」と感謝する。大会への出場には所属チームが必要だったため、同時に三井住友海上を退社した女子78キロ級・和田梨乃子と2人の頭文字を取り「NAWACLUB」として登録した。  ただ、今後に関しては日本オリンピック委員会(JOC)の就職支援制度「アスナビ」に登録し、「次の就職先を探している状態」と明かした。「NAWACLUB」としては今回が最初で最後の出場となりそうだ。東京五輪の補欠候補でもある23歳は「パリ五輪に出場して金メダルを取る目標は絶対にぶらさない。そのための4年間だと思うので、まずは世界選手権で金を取ることを目標に、自分を強くしていきたい」と力強い口調で語った。

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(2020/11/01)