厚生年金っていつからいくらもらえるの?仕組みの基本を知ろう(ファイナンシャルフィールド)
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一口に厚生年金といってもいくつか種類がありますが、対象年齢になったら受給できる「老齢年金」の受け取りについて解説します。
先ほども述べたように、厚生年金には国民年金の部分も含まれています。したがって、その含まれた部分が「老齢基礎年金」、雇用されて勤務したことによる厚生年金部分を「老齢厚生年金」と呼び、それぞれ受取開始の条件があります。
1.老齢基礎年金
受取開始年齢は原則65歳です。繰り上げ受給として60歳から65歳になるまでの間に受給、または繰り下げ受給として最も遅くて70歳から受給に変更も可能です(1ヶ月単位)。
繰り上げた場合、請求をした時点に応じて減額された金額が一生涯支給
0.5%×繰り上げ月数分の支給額減(60歳からの場合30%減額)
繰り下げた場合、請求をした時点に応じて増額された金額が一生涯支給
0.7%×繰り下げ月数分の支給額増(70歳からの場合最大42%増額)
2.老齢厚生年金
こちらも老齢基礎年金と同様に原則65歳からの支給開始となっています。こちらは原則繰り下げ制度のみです。
ただし、誕生日が昭和16年4月2日~昭和36年4月1日生まれの男性および昭和21年4月2日~昭和41年4月1日生まれの女性については「特別支給の老齢厚生年金」というものがあり、誕生年によって60歳~64歳での受給開始となっています。
老齢厚生年金については、老齢基礎年金を繰り上げた場合にのみ同時に繰り上げが可能になっています。