「激戦州」「郵便投票」「勝利宣言」米大統領選のキーワード(THE PAGE)

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 大統領選挙は11月の「第1月曜日の翌日」に決められている。今回は11月3日が該当する。この日は「一般投票」と呼ばれ、18歳以上の国民(有権者)が投票するものの、実際には「選挙人」と呼ばれる有権者の代表を選ぶにとどまる「間接選挙」である。ここで選ばれた選挙人が翌月の12月14日にあらためて投票することで正式に大統領が決まるため、11月の一般投票で各候補者が争うのは、この「選挙人の数」である。  50州と首都ワシントンに割り当てられた選挙人の総数は538(上院議員総数100人、下院議員総数435人の総計と、ワシントン分の3を足した数)。その過半数である270の選挙人を獲得した候補が勝利となる。最も多い選挙人がカリフォルニア州の55人、最も少ないのがアラスカ州などの3人となっている。選挙人の数は各州選出の上院議員、下院議員の数と同じであり、下院は各州最低1で、あとは人口に合わせて配分されているため、選挙人が多い州は人口が多い(トップ3は、カリフォルニア=55、テキサス=38、フロリダ、ニューヨーク=29)。  ネブラスカ州とメーン州以外の州では、1票でも多い票数を得た候補者が、その州の選挙人全員を獲得できる「総取り」方式となっている。このため、全米での合計得票数は多いのに、選挙人の数で負ける場合もある。前回2016年の大統領選挙では、民主党のヒラリー・クリントン氏の得票数が約300万多かったにもかかわらず、選挙人の数で上回ったトランプ氏が大統領になっている。  ちなみに選挙人が12月の「選挙人投票」で投票する候補を変えることはあり得る。例えば2016年には7人が一般投票の結果と異なる投票を行っているが、それでも結果に影響するようなことは過去にもない。

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(2020/11/01)