「まだまだ10歳年下の選手に負けていられない」。苦しむカープの実力者・安部友裕の今。(広島アスリートマガジン)

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 今シーズンのカープ打線は、若手選手の躍動が目立つ一方で、3連覇を支えた主力選手たちの不調、故障離脱が目立っている。野手に目を向けると、2017年には打率.310をマークするなど好守に欠かせない存在となっていたプロ12年目の安部友裕が苦しんでいる。 【写真】鈴木誠也を“内野手”で2位指名。カープの2012年ドラフトを振り返る。  10月30日現在、一軍ではわずか26試合出場に留まり、38打数7安打2打点、打率.184と結果を残せず、現在は若手に混じり二軍で汗を流す日々が続いている。 「もう数字の通りですし、試合にも出場できていない、現状二軍で一軍の戦力になれていません。それを自分で受け止めてどういう取り組みをして、もう一回、もう一踏ん張り、来年に向けてできるかどうかです」  コロナ禍で6月開幕となった今シーズン、安部は開幕当初サードを守っていたピレラ、そして打撃好調を維持する堂林翔太らとポジション争いを繰り広げていた。しかし3年連続続いていた開幕スタメンの座を逃すと、波に乗れない日々が続いた。 「序盤にスタメン、代打で起用してもらったときに、なんとか良いものを出してくれるだろうという思いで首脳陣も僕を起用していた部分はあると思います。そこで、なんとかならない状態を見せてしまっている部分があるので、そこをなんとかしていかないといけないと思います」  序盤から主に代打中心の起用が続く中で、スタメン起用となった7月2日のヤクルト戦(神宮)、7月26日のDeNA戦(横浜)ではそれぞれ2安打と意地を見せていた。しかし、代打での起用ではなかなか結果を残せず、8月7日に一度目の二軍降格となった。8月30日に一軍再昇格となったが、二度のスタメンで無安打に終わり、9月5日に再び二軍落ちとなる。 「いま取り組んでいるのはタイミングですね。やっぱり試合に出られなくて、より打ちたいという気持ちが強く出てくるので。メンタルの部分をどう持っていくか、どう整えるか、というところを重点的に考えることを意識しています」  安部が今重点を置いているのは一にも二にも打撃。二軍では腐ることなく、黙々とバットを振り続けている。ここ数年一軍で活躍してきた安部にとっては、二軍で過ごす日々は久々の環境。ここで、新たに感じたことがあるという。 「もう一回原点に戻って、野球を貪欲に楽しむ、取り組むと

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(2020/11/01)