初代「007」俳優サー・ショーン・コネリー死去 90歳(BBC News)
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映画で初めて「007」ことジェイムズ・ボンド役を演じた英スコットランド出身の俳優、サー・ショーン・コネリーが亡くなった。家族が31日、明らかにした。90歳だった。
家族によると、サー・ショーンはバハマ諸島の自宅で家族に囲まれて、眠りながら息を引き取った。
「ここしばらく体調が悪かった」と息子ジェイソン・コネリーさんが明らかにした。「バハマまで来て父のそばにいられる家族は全員、集まっていた」という。
「こうなったばかりなので、この巨大な出来事を理解しようと家族全員が努力している」とジェイソンさんはコメントし、「父を知って愛していた全員にとって悲しい日です。そして、父の俳優としての素晴らしい才能を楽しんだ世界中の人にとって、悲しい損失です」と述べた。
今年8月に90歳の誕生日を迎えたものの、最近は体調不良が懸念されていた。
7本の「007」映画でイギリス情報部のスパイを演じ、「歴代1位」の評価を広く得ているほか、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」、「レッド・オクトーバーを追え!」、「ロシア・ハウス」、「薔薇の名前」、「ロビンとマリアン」、「ザ・ロック」など数々の作品に出演した。
映画「アンタッチャブル」ではシカゴ・マフィアと戦うアイルランド系警官の役を演じ、1988年にアカデミー賞助演男優賞を獲得した。この役ではゴールデングローブ賞も獲得している。また、「薔薇の名前」では同年の英アカデミー賞主演男優賞も受賞している。
若いころはサッカー選手を目指したこともあったが、演劇にひかれるようになり、俳優を志した。1953年にはボディビル大会に出場するためロンドンを訪れ、ミュージカル「南太平洋」にコーラスの一員として出演するきっかけをつかんだ。そこから舞台俳優の道が開け、テレビ・ドラマやテレビ映画にも出演するようになり、やがて1961年にはついに初のボンド映画「ドクター・ノオ」(1962年英米公開)でボンド役に抜擢された。
2000年にナイト爵となり、故郷エジンバラの英王室ホリールード宮殿で、エリザベス女王から叙勲された。
スコットランド独立を熱心に支持していた。2014年の住民投票の前には、もしスコットランドがイギリスから分離するなら、バハマからスコットランドに戻るかもしれないと複数の取材に答えていた。
スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相は、